[読解BJT].P32

 Q. 「琴線に触れる」の使い方として、適切なのはどちらの文でしょうか?

①美しい歌声が琴線に触れ、思わず涙があふれた。
②勝手な判断をして、部長の琴線に触れてしまい、怒られた。
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上記クイズの正解は、
①です!
「琴線(きんせん)に触れる」とは、「良いものや、素晴らしいものに触れて感銘を受けること。」という意味です。琴線とは、琴という弦楽器に張られている糸のことです。その琴の糸が人の心を感動させるような美しい音色を発することから、物事に感動・共鳴しやすい感情を琴の糸(琴線)にたとえ、このような表現をします。今回の場合、「美しい歌声に触れて感銘を受け、思わず涙を流してしまった。」ということですね。
②のような場面では、「逆鱗(げきりん)に触れる」という表現を使うのが適切でしょう。「逆鱗に触れる」とは、「目上の人を激しく怒らせる。」という意味です。この言葉の由来は古代中国の書物にあります。そこでは、想像上の動物である竜のあごに、逆鱗、すなわち、逆向きに生えたウロコがあり、竜はそのウロコに触られると激怒したとされています。②の場合は、「勝手な判断をして、部長の逆鱗に触れてしまった。」となります。混同しないように、気をつけましょう。
以上、昨日のクイズの答えと解説でした♪

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