今週の世界ニュース_2022/3/27
1: 米国
① バイデン大統領はベルギーのブリュッセルで行われたNATO会議、EU会議、G7会議に出席し、ウクライナ支援、NATOの強化、G7の一致団結を訴えて、ポーランドに行きNATOはスロバキア、ルーマニア、ハンガリー、ブルガリアの軍隊を強化する為、米軍も派遣すると表明。
② ウクライナには今まで数回支援を行って来たが、総額1,600億円となる(地対空ミサイル、対戦車ミサイル等の軍備品に加えて食料、衣料品も含む)。
③ 欧州LNG1,100万トン(ロシアからの輸入の10%相当) を供給する。
2: ロシア
① プーチン大統領の言論統制強化で数万人がロシアから国外へ脱出。
② 欧・米・日のSWIFT(世界の銀行協会) からロシア銀行が排除された事への報復として欧州の海底に敷設されている海底通信ケーブル(47本有る模様) を切断する事を検討。
③ スヴェウキ回廊(バルト三国のリトアニアの北西に残されたロシアの飛び地とベラルーシを結ぶ国境線) を強化しバルト三国をNATOから切り離す。
④ プーチン大統領の幹部であるシュバイツ氏がプーチン大統領の戦争に反対して辞任し国外に亡命。
⑤ 2020年のロシア産石油の輸出は2.6億トン(生産量の約70%) となっている。日本の総輸入量に匹敵する膨大な石油輸出量。
⑥ シロビキとは軍、警察、諜報(ちょうほう)機関に所属する幹部を指し、ショイグ国防相、ボルトニコフ連邦保安庁(通常FSBと言う) 長官、ナイルシキン対外情報局(通常SVRと言う) 長官等を指す。
3: ウクライナ
① ゼレンスキー大統領はユダヤ人でイスラエル議会でも演説し、支援を要請。
② ウクライナの東南に位置するマリウポリ市(もともと40万人の都市) には今でも10万人の市民が地下シェルター等で残っており、水、食料、電力が無い危機状態。
③ 先週現在ウクライナから海外に避難民として移動したのは372万人(ウクライナの人口は4,300万人) それ以外に国内難民が700万人程いる。
④ ゼレンスキー大統領の支持率は当初40%であったが現在は91%。
4: 中国
① ロシアから撤退した工場等を買うのは中国ではないかと言われている。
② 3/20現在のコロナ感染者は4,300以上と拡大しており、上海ディズニーランドは閉鎖。
5: 日本
① ロシアが一方的に日本・ロシア平和条約交渉を中断すると表明。これは日本が欧米と協力し各種規制を掛けた事への報復と考えられている。
6: ドイツ
① インフレは現状6.1%、今年のGDPは減速して2.1%になる見込み。
② コロナ感染者は収まらず、先週は22万人で、医療逼迫状態。自宅療養者も拡大している。
7: フランス
① 大手石油開発会社のトタールがロシア開発生産(1日当たり14万バレル) から撤退。自動車のルノーも生産停止(ルノーはロシア生産50万台とフランスに次ぐ第2位) 。
② 小麦輸出では世界第4位で、ロシア・ウクライナの輸出がほぼ出来ない事に対応する為、35万ヘクタールの休耕地を利用して小麦生産する。
8: 世界
① ベルギーのブリュッセルでのNATO、EU、G7会議の主要な課題はロシアへの追加制裁、生物・化学兵器、核戦術ミサイルを使用した場合の対応とG20からの排除(但し、今年の議長国はインドネシアで、ジョコ大統領はややロシア寄り) 。
10: インド
① 石油の80%を輸入に依存。
11: ベトナム
① 在日ベトナム人は50万人。
② 果物・野菜の輸出は拡大。
12: ケニア
① 電力の1/3を地熱で賄(まかな)っている。日本も学ばなければならない。
13: EU
① ガス45%、石油27%をロシアに依存。
② ウクライナに追加支援(軍備、食料、衣料等)
③ クウェートに三菱UFJ、三井住友銀行、みずほ銀行が欧米の銀行と協力して1,200億円の融資を行い、石油増産する。
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